アーティクル
「やっぱりここから下の部屋に行けそうね」
「ボクにも見せて」
 ジェームスは奥の方まで顔を突っ込んだが、肩が明らかに引っ掛かった。

「暗くて何も見えないね」
「どいて、私が見てくるわ」
「しかし、リンコ」
「貴方は通れないでしょ?」



第六話 『秘密の箱』

完結

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