[短編] 昨日の僕は生きていた。
香織ちゃんの家には何度も来たことあったから、部屋の配置は分かっている。
リビングからテレビの音が聞こえたので扉をすり抜けてリビングへ。
――ビンゴだ!
そこにはソファに身体をうずめてテレビを見ている、香織ちゃんの後姿が。
しかしまァ…。どちらかといえば男まさりな香織ちゃんだけど、家だともっと凄い。
彼氏の僕が見ちゃいけない光景だ。
「ちっ、このコンビちっとも笑えねーし!」
いやいやいや。
テレビの前のソファに寝転がりながら、お菓子ボリボリ食べて言われたらちょっと引くよ…。
でもそんな所も好き!
「…香織ちゃ~ん」
呼んでみた。
聞こえるかな?
僕の期待は叶った。香織ちゃんは辺りをキョロキョロ見回している。
声が聞こえたんだ。
「香織ちゃん! 後ろ!」
その声に香織ちゃんは振り向いた。
同時に彼女は声を上げる。
「…ゆ、雪彦!?」
相当驚いている。目がまん丸だ。
リビングからテレビの音が聞こえたので扉をすり抜けてリビングへ。
――ビンゴだ!
そこにはソファに身体をうずめてテレビを見ている、香織ちゃんの後姿が。
しかしまァ…。どちらかといえば男まさりな香織ちゃんだけど、家だともっと凄い。
彼氏の僕が見ちゃいけない光景だ。
「ちっ、このコンビちっとも笑えねーし!」
いやいやいや。
テレビの前のソファに寝転がりながら、お菓子ボリボリ食べて言われたらちょっと引くよ…。
でもそんな所も好き!
「…香織ちゃ~ん」
呼んでみた。
聞こえるかな?
僕の期待は叶った。香織ちゃんは辺りをキョロキョロ見回している。
声が聞こえたんだ。
「香織ちゃん! 後ろ!」
その声に香織ちゃんは振り向いた。
同時に彼女は声を上げる。
「…ゆ、雪彦!?」
相当驚いている。目がまん丸だ。