スマイル〜本物の笑顔〜




エレベーターに乗って、青山君が20と書いてあるボタンを押す。



そして、何故かエレベーターの壁に行く



「その場にいればいいじゃん」



なんでわざわざ移動するんだろ・・・




でも、その正体はすぐに分かった。





「ガラス?」



見るとエレベーターの壁はガラスになっていた。




その為、外の景色が丸見えなのだ。





「高所恐怖症ってこの事だったの?」



今、2階、3階と上がって行くエレベーター。



青山君はニコニコしながら外の景色を見ている。




「この景色何度何度見ても飽きねぇな」




私の話しをまるで聞かない青山君に少し呆れて私も景色を見る。





海だ・・・




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