スマイル〜本物の笑顔〜



「ただいまー」



先程のドアの奥には何個か部屋があってその中の奥から2番目の部屋に青山君は入っていった。


部屋からは何人かの声が聞こえた。




いけない笑顔笑顔。




青山君と会ってから驚く事ばかりで笑顔をすっかり忘れていた。




「どうした?入らないのか?」




私が部屋の前で立ちすくんでいる事に不思議になったのか青山君が心配そうに顔を除きこんでくる。




「あ、ううん!なんでもない!」




そうだ、忘れかけていた。



私は笑っていなくちゃいけない。




それがあの人から与えられた唯一のお願い。





そうでないと、あの人も私も壊れちゃう





「紹介する。」



青山君は部屋の中を見渡した。




部屋の中には後2人、人がいた。




「あ、僕から!!僕は山瀬裕貴(ヤマセユキ)だ!女みたいな顔の上女みたいな名前だけど、男だからな!裕貴でいいぞ!」




身長は170ぐらいだろうか、フワフワのクリーム色の髪が特徴だ。

イケメンだけど、可愛い系だなー


「じゃあ、次は俺かな?俺は赤嶺蒼(アカミネアオイ)蒼でいいよ。」




フワッと笑う人は茶色の髪で身長は180ぐらいかな?

イケメンで優しそう。


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