スマイル〜本物の笑顔〜
「そういや、あんたの名前聞いてねぇな。」
青山君が私をみる。
「私は海風心です!!心って呼んで下さい!」
私はお得意の笑顔で挨拶をした。
3人とも笑顔で、答えてくれた。
「なんでこの子がここにいるの?」
裕貴がソファから立って私に近づく。
部屋を見渡す。
なんかマンションのリビングみたいだ。
真ん中にガラス張りの机があり、その周りにU字の茶色のソファがある。
奥にはテレビがある。
向かって正面の壁は一面が窓になっていて景色が絶景だ。
左側にはキッチンがある。
誰か住んでんじゃないの?
って思うくらい生活感丸出しだった。
「俺を助けてくれた恩人だ。」
えっへんと胸を貼る青山君。
「私青山君の事助けたっけ?」
出会って助けた覚えはないけれど