~魔法国物語~―全ての始まり―
そしてその横のテーブルらしき場所に置いてあるペンダントらしきものからふよふよと浮かぶ青い魔神がいた。
少女はその魔神に近づく。
「サタル!!お外で遊ぼう!!!」
ニコニコな笑顔で言われた魔神…サタルは深いため息をつきながら少女に言う。
「…姫…少しは女の子らしくしてくれないか…?せめてままごととか…」
そう言われれば少女はむすっとした顔に変わる。
そこに威厳のある魔王が言う。
「ライア…少しは隣の町長の娘ティアラを見習いなさい…」
見た目とは裏腹に優しい声で
いう魔王に少女…ライアは今度こそ声をあげる。
「お父様!!!ライアはティアラとは違うもん!!!あんなつまらないような遊びしたくない!!そんなことするよりライアは戦いごっこをする方がいい!!!!」