~魔法国物語~―全ての始まり―
「サタル言い過ぎだ。ライア、お前ももうやめなさい…なんだってそこまで戦いごっこをしたいんだ…?」
クロドルアは優しく制し優しくライアに質問をする。
ライアは即答で答えた。
「守りたいから!!悪いやつから…たくさんの人を!!」
「ふむ…そうか…」
クロドルアはなにかを考えながら頷く。
「お父様!!ライアは誰になんと言われようとこの気持ちは変えないから!!」
キッと睨むようにライアはクロドルアを見る。
そして可愛らしいお花柄のドレスを両手で一ヶ所を掴む。
「姫、何す……」
サタルが言葉を投げ掛けた途端にビリビリビリという破れる音が、広い部屋に響き渡った。
「それでもこの気持ちを変えようとするなら…ライアはこんなお洋服いらないっ!!!!」
叫びながら至る場所を破き始める。
これには流石にクロドルアは
魔法を使った。
「スパイダースレッド!!」
蜘蛛の糸でライアの体を固定させた。
ライアは負けじと魔法を使う。
「ファイアボ…」
「ボイド!!」
しかしクロドルアの魔法無効化でライアはついに反撃ができなくなった。