Blue Blue....and Blue
姿も知らなければ
声も知らない彼女
知っていたのは彼女のキレイなフォームだけ
きっとこの場を去ってしまえば
またゆるやかに、俺はカノジョを忘れてしまうんだろう。
だけど……
俺の中に隠れた18歳の青井空は、あの夏を忘れることはきっとできない。
そう……
あの、うだるような夏の暑さと
夏の熱さが生み出した
蜃気楼のような恋は、18歳の俺にとって、忘れられない恋に違いないから。
コバルトブルーの水の中で
優雅にキレイに泳いだ彼女
カノジョの背中に少し切なさを感じた、あの日の夏
Blue
Blue
……and Blue.