誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「じゃあいってみろ。」

「うーっ・・・・」

うなだれつつも観念したようにぽつりと言葉を発する。

「明後日、土方さんと星が見たいです・・・・。」

「星?」

「はい。明後日流星群って言って流れ星がたくさん見えるんです。だから、その、土方さんとみたいなって・・・・」

おずおずと話し終える蝶。

「だめですか?」

「だめなわけねえだろが。」

自分でも頬が緩んでいることがわかる。

俺はそっと蝶を膝の上に座らせる。

「二人でみような?」

俺は耳元でそっとささやく。

すると少し照れたように微笑みながら

「はい!!」

力強く嬉しそうに頷き返してきた。

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