誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「あ、あのね?」
「なんだ?」
「ひ、土方さんちょっとしゃがんでください。」
俺は言われるままにすこし腰を落とした。
「こうか?」
こくんと頷く蝶。
「土方さんがもっと私を頼ってくれますようにって星のお願いしたんです。」
俺は蝶の顔を見つめる。
「だって土方さん、頼ってくれないんですもの。たまには頼ってくれませんか?」
そう言ってそっと俺の体に顔を埋める。
「貴方の広い背中には抱えきれないものを、たまには私にも抱えさせてください。だって・・・」
俺は黙って蝶の言葉を待つ。
「私たちは、夫婦になるんでしょう?」
そう言って俺の顔を両手で包み込む蝶。
「ああ・・・・」
いつから、こいつはこんなに強くなったのだろうか?
こちらに来たころにはまだまだ幼いと思っていたが、
もう、すっかり大人の女じゃねえか。
「だから、頼りないかもしれないですけど、たまには頼ってくださいね?」
「ああ。」
俺は蝶を強く抱きしめた。
俺の背中を預けられるのはこいつしかいないんだと、
流れる星空の下改めて実感した。
「なんだ?」
「ひ、土方さんちょっとしゃがんでください。」
俺は言われるままにすこし腰を落とした。
「こうか?」
こくんと頷く蝶。
「土方さんがもっと私を頼ってくれますようにって星のお願いしたんです。」
俺は蝶の顔を見つめる。
「だって土方さん、頼ってくれないんですもの。たまには頼ってくれませんか?」
そう言ってそっと俺の体に顔を埋める。
「貴方の広い背中には抱えきれないものを、たまには私にも抱えさせてください。だって・・・」
俺は黙って蝶の言葉を待つ。
「私たちは、夫婦になるんでしょう?」
そう言って俺の顔を両手で包み込む蝶。
「ああ・・・・」
いつから、こいつはこんなに強くなったのだろうか?
こちらに来たころにはまだまだ幼いと思っていたが、
もう、すっかり大人の女じゃねえか。
「だから、頼りないかもしれないですけど、たまには頼ってくださいね?」
「ああ。」
俺は蝶を強く抱きしめた。
俺の背中を預けられるのはこいつしかいないんだと、
流れる星空の下改めて実感した。