誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
沖「さて、僕たちも新八さんたちに混ざってこようか?」

そう言って総司は強制的に斉藤を引っ張る。

平「おい総司!!!なに一君の口に桜餅4個突っ込んでるんだよ!!!!!」

新「だ、大丈夫か斉藤?!」

苦しそうにもがきながらなんとか斉藤は桜餅を飲み込む。

一「美味い・・・・」

平「美味いのかよ!!!!!」

新「あははははは!!!やっぱり斉藤はかわらねえなあ!!!」

沖「新八さんにも突っ込んであげますよ。」

新「ぬわっ!?」

ぎゃーぎゃーと4人で騒いでいる。

土「左之。お前らは相変わらずか?」

左「ああ。そうだな。凪が生まれて2人で過ごす時間は少し減っちまったが・・・家族っていいもんだな。」

その横顔は幸せに満ちていた。

左「土方さんこそどうなんだ?」

土「俺も変わらず幸せだよ。」

左「そうか。土方さんも子供の親になる日がくるなんて本当に今でも嘘なんじゃねえかって思っちまうぜ。」

土「俺もだよ。」

だが、桜を見ると不思議と愛おしいと感じる。

守るものが増えることはいいことなのかもしれねえな。
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