誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
近くに行くと二人の姿がはっきりと見えた。
優しい桃色の瞳を持つ蝶のの母親と、穏やかに蝶を見つめる白銀の尻尾を持つ二人の姿がそこにあった。
そして目の前に行くと女性の方が口を開く。
「蝶?」
「お、かあ・・・さま・・・・?」
尋ねるとこくんと頷く。
「っお母様!!!!」
蝶は母親に抱きつく。
「どうしてここにいるの!?」
そしてそっと父親が蝶の肩に手を置く。
「これは夢じゃよ。」
「お父様・・・・・」
蝶は子供のように泣いていた。
そして、今の現状やいままであったことを一生懸命話していた。
そんな姿を見たら
俺はこのまま蝶をこの二人のもとに返した方がいいのではないかという思いが頭をかすめる。
するとそっとこちらに父親が近づく。
「初めまして。わしは刹那じゃ。おぬしが、土方さんか?」
「はい。土方歳三と申します。」
「いつも、蝶が世話をかけてすまぬのう。」
そう言って優しい瞳で蝶を見つめる。
「いいえ。こちらこそいつも助けてもらっています。」
「土方さんがわしらに合わせるようにと取り計らってくれたんじゃろ?」
「いえ、ある巫女に頼んだんです。」
「神無月家のそちらの時代の現当主じゃろ?」
「よくご存知ですね。」
「わしは見ての通り人間ではない。だから、そういうものを見通す力があるのじゃよ。」
そう言って微笑む顔は蝶とよく似ていた。
優しい桃色の瞳を持つ蝶のの母親と、穏やかに蝶を見つめる白銀の尻尾を持つ二人の姿がそこにあった。
そして目の前に行くと女性の方が口を開く。
「蝶?」
「お、かあ・・・さま・・・・?」
尋ねるとこくんと頷く。
「っお母様!!!!」
蝶は母親に抱きつく。
「どうしてここにいるの!?」
そしてそっと父親が蝶の肩に手を置く。
「これは夢じゃよ。」
「お父様・・・・・」
蝶は子供のように泣いていた。
そして、今の現状やいままであったことを一生懸命話していた。
そんな姿を見たら
俺はこのまま蝶をこの二人のもとに返した方がいいのではないかという思いが頭をかすめる。
するとそっとこちらに父親が近づく。
「初めまして。わしは刹那じゃ。おぬしが、土方さんか?」
「はい。土方歳三と申します。」
「いつも、蝶が世話をかけてすまぬのう。」
そう言って優しい瞳で蝶を見つめる。
「いいえ。こちらこそいつも助けてもらっています。」
「土方さんがわしらに合わせるようにと取り計らってくれたんじゃろ?」
「いえ、ある巫女に頼んだんです。」
「神無月家のそちらの時代の現当主じゃろ?」
「よくご存知ですね。」
「わしは見ての通り人間ではない。だから、そういうものを見通す力があるのじゃよ。」
そう言って微笑む顔は蝶とよく似ていた。