誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「刹那様。俺は、蝶をお二方のもとにお返ししたほうがいいのでしょうか?」
「なぜじゃ?」
「あの姿を見たらそう思ったんですよ。」
今も蝶は嬉しそうに会話を続けている。
「そうじゃのう。確かに蝶が帰ってきてくれるのはうれしいが、わしらのもとに帰ってきても、あの子はきっと今のようには笑わないじゃろう。」
「え?」
「土方さん。おぬしが傍にいるからこそ蝶は笑っていられるのじゃ。これからも、蝶を頼むぞ。」
「はい。」
そういうと刹那様は蝶の元へ戻っていった。
そして三人でこちらに向かってくる。
「土方さん。蝶からお話を伺いました。あなたのおかげでこのこは本当に幸せに過ごせているみたいでよかったですわ。」
そう言って優しげに微笑む。
ああ、蝶の思いやりの深さはこの二人から受け継いだものなのだろう。
俺はそんなことを考える。
「俺こそ蝶の存在に支えられています。そこでお二方に頼みたいことがあります。」
2人は黙って頷いてくれる。
「いずれは、蝶を俺の妻にしたいと思っています。そこでお二方の許しを得ておきたいと思い、ここで話をさせてもらいます。」
すると蝶は瞳を見開き顔を真っ赤に染める。
「ええ、土方さんがこの子の夫ならば大歓迎ですわ。」
「瑠璃に似て少しお転婆な娘ではあるが、どうかよろしく頼みます。」
「もう、刹那に似ての間違いでしょ?」
その会話を聞きみんなで笑う。
「なぜじゃ?」
「あの姿を見たらそう思ったんですよ。」
今も蝶は嬉しそうに会話を続けている。
「そうじゃのう。確かに蝶が帰ってきてくれるのはうれしいが、わしらのもとに帰ってきても、あの子はきっと今のようには笑わないじゃろう。」
「え?」
「土方さん。おぬしが傍にいるからこそ蝶は笑っていられるのじゃ。これからも、蝶を頼むぞ。」
「はい。」
そういうと刹那様は蝶の元へ戻っていった。
そして三人でこちらに向かってくる。
「土方さん。蝶からお話を伺いました。あなたのおかげでこのこは本当に幸せに過ごせているみたいでよかったですわ。」
そう言って優しげに微笑む。
ああ、蝶の思いやりの深さはこの二人から受け継いだものなのだろう。
俺はそんなことを考える。
「俺こそ蝶の存在に支えられています。そこでお二方に頼みたいことがあります。」
2人は黙って頷いてくれる。
「いずれは、蝶を俺の妻にしたいと思っています。そこでお二方の許しを得ておきたいと思い、ここで話をさせてもらいます。」
すると蝶は瞳を見開き顔を真っ赤に染める。
「ええ、土方さんがこの子の夫ならば大歓迎ですわ。」
「瑠璃に似て少しお転婆な娘ではあるが、どうかよろしく頼みます。」
「もう、刹那に似ての間違いでしょ?」
その会話を聞きみんなで笑う。