誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「土方さん、お父様に何を言われたの?」

「秘密だ。」

「えー教えてよ!!!」

「じゃあお前が俺に正式に嫁いだら教えてやるよ。」

そう言って軽くおでこに口づける。

「っ////」

口をぱくぱくさせながら顔を赤く染める。

「お前は俺の側がよく似合う。だから、どんな時も俺の傍で笑ってろ。」

「ひ、土方さん最近なんでも素直に言うよね・・・」

「ダメか?」

すると蝶は向こう側を向く。

そして小声で

「だめじゃない・・・。」

そんな姿が愛おしくて後ろから抱きしめた。

「これから、飽きるくらいお前に愛をささやいてやるよ。」

そう。

おまえがそれくらいで笑顔になるならな。

刹那様や瑠璃様からお前を預かったんだ。

よそ見する暇もねえくらい愛してやるから覚悟しろよ?

< 45 / 178 >

この作品をシェア

pagetop