誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「え、でも土方さん、この着物・・・・」
すこし困ったように俺を見つめる。
「どうした?気に入らねえか?」
「いええ!すごく気に入ったんですけど、買っていただくのは申し訳なくて・・・」
そうして子犬みたいな瞳でこちらを見つめてくる。
「ふっ。なに遠慮してやがんだ。俺はお前から普段たくさんのものをもらってるんだから、たまにはお返しさせてくれよ。」
「え?」
「すまねえ。こいつの着替えを頼む。」
「さあ。こちらに。」
そう言って亭主は笑顔で蝶の手を引いていく。
そう。
俺は普段蝶からたくさんのかけがえのないものをもらっている。
愛らしい笑顔、優しいまなざし、深い思いやり、俺のことでなく涙、心配だと言って怒る表情。
共に過ごす春夏秋冬、時間、日々・・・・
この、すべての思い出は俺にとってかけがえのない宝物だ。
そして、蝶のおかげで俺はこんなにも幸せで平穏な毎日を送れている。
だから
たまには俺もなんかお返しがしてえなと思って今日はここに連れてきた。
もちろん新八たちの着物をきせたくねえって気持ちもあったけどな。
すこし困ったように俺を見つめる。
「どうした?気に入らねえか?」
「いええ!すごく気に入ったんですけど、買っていただくのは申し訳なくて・・・」
そうして子犬みたいな瞳でこちらを見つめてくる。
「ふっ。なに遠慮してやがんだ。俺はお前から普段たくさんのものをもらってるんだから、たまにはお返しさせてくれよ。」
「え?」
「すまねえ。こいつの着替えを頼む。」
「さあ。こちらに。」
そう言って亭主は笑顔で蝶の手を引いていく。
そう。
俺は普段蝶からたくさんのかけがえのないものをもらっている。
愛らしい笑顔、優しいまなざし、深い思いやり、俺のことでなく涙、心配だと言って怒る表情。
共に過ごす春夏秋冬、時間、日々・・・・
この、すべての思い出は俺にとってかけがえのない宝物だ。
そして、蝶のおかげで俺はこんなにも幸せで平穏な毎日を送れている。
だから
たまには俺もなんかお返しがしてえなと思って今日はここに連れてきた。
もちろん新八たちの着物をきせたくねえって気持ちもあったけどな。