誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
土「今頃蝶が話をきいてるんじゃねえか?」

左「ああ。」

「あれ、ふたりしてこんなところで何やってるの?」

声のする方を見ると総司と斉藤が立っていた。

土「みてわかんねえか?飲んでるんだよ。」

沖「へえ。じゃあむさくるしい二人にまざって僕も飲もうかな?」

一「総司。飲むなら自分の器を用意してからだろうが。」

大真面目につぶやく斉藤が妙に面白く見えた。

左「斉藤。突っ込むところはそこかよ。」

そのあとも斉藤と総司の漫才のようなやり取りを見ていた。

するとどこからか微かに声が聞こえてきた。

一「副長。なにか聞こえませんか?」

土「ああ。聞こえるな。」

沖「なに?賊?」

原「行ってみるか。」

その言葉にみんなで歩き始める。

すると庭に人影があった。

土「待て。お前ら止まれ。」

俺は小声でつぶやく。

みるとそこには沙織と蝶が立っていた。
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