誠の紅桜に止まる蝶~土方目線~
「俺の顔がそんなにおもしれえか?」
すると原田は違う違うといって呼吸を整える。
「土方さん。俺よりも丸くなったのは土方さんじゃねえか?」
「え?」
「昔は土方さんは女になんてまったく興味なかったじゃねえか。女の話をするとすげえ眉間にしわをよせてたよな。それが今じゃ土方さんが蝶の話をするときはすげえ穏やかな顔してるぜ?」
「・・・・・」
自分でも、最近笑うことが増えたと思う。
以前は何も感じなかった毎日だが、あいつ、蝶と出会ってから毎日に色が戻ったような気がする。
「それに、土方さんも蝶のために桃の節句でなにかやりてえって思ってたんじゃねえのか?」
「・・・・まあな。」
俺は観念してつぶやく。
「だけどあいつらは何をしたら喜ぶんだ?」
原田の問いに俺はうなるしかできない。
「そんなの簡単だよ。」
すると総司がすっと部屋に入ってくる。
原「簡単って総司。なにかいい案があるのか?」
沖「うん。まあね。」
そう言って微笑む顔の裏に俺はなにか嫌な予感がした。
しかし原田はそんなことに気づかず嬉しそうに総司を見る。
原「じゃあそのいい案ってやつを教えてくれねえか?」
すると原田は違う違うといって呼吸を整える。
「土方さん。俺よりも丸くなったのは土方さんじゃねえか?」
「え?」
「昔は土方さんは女になんてまったく興味なかったじゃねえか。女の話をするとすげえ眉間にしわをよせてたよな。それが今じゃ土方さんが蝶の話をするときはすげえ穏やかな顔してるぜ?」
「・・・・・」
自分でも、最近笑うことが増えたと思う。
以前は何も感じなかった毎日だが、あいつ、蝶と出会ってから毎日に色が戻ったような気がする。
「それに、土方さんも蝶のために桃の節句でなにかやりてえって思ってたんじゃねえのか?」
「・・・・まあな。」
俺は観念してつぶやく。
「だけどあいつらは何をしたら喜ぶんだ?」
原田の問いに俺はうなるしかできない。
「そんなの簡単だよ。」
すると総司がすっと部屋に入ってくる。
原「簡単って総司。なにかいい案があるのか?」
沖「うん。まあね。」
そう言って微笑む顔の裏に俺はなにか嫌な予感がした。
しかし原田はそんなことに気づかず嬉しそうに総司を見る。
原「じゃあそのいい案ってやつを教えてくれねえか?」