最後の恋
ピンポーン…
あれ?侑くんでてこないな〜
やっぱり風邪やばいのかな…
勝手に入っちゃって大丈夫かな…
ここでまっててもしょうがないから入っちゃおう
「おじゃましまーす…」
侑くんどこにいるんだろ?
二階かな?
階段を上るとせきが聞こえた。
多分ここが侑くんの部屋なんだろう…
「侑くん、入るよ〜」
部屋に入ると侑くんが真っ赤な顔をしてベッドに寝ていた。
「侑くん大丈夫なの!?
熱は何度あるの!?」
「これが大丈夫そうに見えるか?てかまだ熱計ってない…」
「何で計んないの!?
体温計どこ?私持ってくるから」
部屋を出ようとしたら侑くんに手首をつかまれた。
「えっ?」
「…」
侑くんは黙って私の手をつかんだままはなさない…
「侑くん?」
「…」
不安なのかな?
熱もやばそうだし…
しょうがない…侑くんが寝るまでここにいるか…
「じゃあ侑くん食べたいものある?私アイスとかフルーツ買ってきたよ」
「アイス食べる…」