ハスキーボイスで酔わせて
「…!////」
「…達也…っ!」
「…お、取り込み中、失礼しました」
いきなり楽屋の扉が開いたと思った瞬間、
春樹さんを誘う男性の声。
顔を赤くする私に、
春樹さんは眉毛をピクピクさせながら怒りを堪える表情。
そんな私達を見た男性は、ははは…と苦笑いで後ずさりしたまま部屋を出る始末。
「…」
「…」
甘い雰囲気が一瞬で現実に戻る。
結局その場ではお預けになり、
春樹さんは夜になると狼から獣に豹変したのでした。