ハスキーボイスで酔わせて
朝からいろいろバタバタしたしさせちまったけど、
彩が喜んでくれただけで何だか心が救われるな。
「春樹さんも見て下さい!夕日綺麗ですよっ!////」
ベランダに出て、俺を手招きしながら嬉しそうに笑う彩。
その姿に誘われるかのようにベランダに出た俺は、
そのまま背後からギュッと彩を抱きしめた。
「春…樹さん?////」
「海風は冷てぇからな。風邪引かねぇよう俺があっためてやるよ」
頬を赤らめながら上目遣いで俺を見上げる彩に、
俺は優しく笑いかけながら言った。