ハスキーボイスで酔わせて
暑い暑い夏。
まだ七月はじまったばっかりなのに、毎日こんな猛暑じゃ倒れちゃいそう。
「ありがとうございました!」
部活の朝練が終わり、そのまま更衣室へ戻る私。
「あーや!」
その時背後から竹刀でポンと頭を叩かれ、
私はそのまま後ろへ振り返った。
「晃!竹刀で人を叩くのは禁止でしょ!?」
「軽くじゃーん。大袈裟だなぁ~」
にひひと意地悪そうに笑う晃に私は一喝した。
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