ハスキーボイスで酔わせて

私は早速、晩ご飯の支度に取りかかる。


荷物をソファーの置き、キッチンに立つ私の後ろ姿を見た春樹さんは、


「……あーや」


甘えた声で背後からぎゅっと抱きしめてきた。



「エプロン姿、すげぇ可愛い」

「んっ…////」


耳元で響くハスキーボイス。



抱きしめられた挙句優しい声で囁かれ、

私の心臓はドキンッ!大きく飛び跳ねた。



「ま、彩は何着ても可愛いけどな」


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