想い。
でも、体育祭が終わるとクラスにはいくつかのグループが出来てて

グループに入って裏切られたら?って考えてしまう私には苦だった。



夏休みに近付くに連れてどうしていいかわかんなくなって、各グループを転々としてた。

夏休みは案の定グループに呼ばれることもなくて幼なじみと荒れた毎日を送ってた。



タバコもお酒もひどくなり毎日遊び歩く日々。



ある日、あるサイトで出会った人たちに会うことになった―




2歳上の“龍(トオル)”と“祥(ショウ)”


私たちの地元に来てくれてカラオケに行くことになって、行ったんだけど自然にペアができててその日私は“祥”と一緒に居ることが多かった。



歌も上手くてギターも弾けてカッコいくて
タバコが嫌いな人だった。


龍が幼なじみを狙ってたから、祥はくっつけてあげたかったみたいで
龍に手を繋がせるために祥が私の手をとって
先を歩いてみたり


初めて会った人なのに
龍のためなのに


私は彼に心を奪われた―…




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