百日紅の咲かない夏
「………………バイバイ?」

………消えていく、
まるでいなかったように――――…

「…ぅ、ヒィッ…うぐっ……ッ」

………楽しかった、あの日を
思い出す――――…

“ねぇ、何があっても…
あたしのこと、だぁい好き??”

“もちろん。ずぅーーっと、
だぁい好きだよ♪”

“…えへへっ、
あたしもだぁい好きだよ♪”

………あの日が、嘘のように、
別れを、告げられる――――…

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