私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)
「これは、運命の出会いと思っていいのかな?」

俺は一瞬で全身に血が回る感じを何とか冷静に保ちつつ

「行こう」

ってそいつを無視して冴英の肩を抱いてその場を去ろうとした

「次に会う時は必ず君を捕らえるよ」

あの野郎が言った

ざけんなって言ってやりたかったけど何とか堪えてその場を去る

無駄な事はしない質の自分を少し誉めてやる

あの場であいつ殴ったってオレの気は収まらねぇし

それにせっかくの冴英との時間が台無しになるのだけは嫌だった

部屋に入るとオレはきつく冴英を抱きしめる

「順?」

「冴英、オレさ正直お前が大学入ってからいつも不安でさ」

「えっ…?」

冴英がオレの顔を見る

オレはちょっと恥ずかしくなって冴英の頭を自分の胸に押しつけるとまた話始めた

「冴英はオレより年上だろ?」

「うん。でもたった一個上なだけだよ」

「違ぇんだよ。今のオレにとっちゃこの一個ってめちゃくちゃ大きいんだよ」

「そんな事…」

オレはさらにきつく抱きしめる




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