私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)
少しすると私の額に軽くキスをして順は私の体を名残惜しげに離した

「キリねぇな」

と言って照れたように笑う順

「飯、サンキュ。おばさんにもよろしくな」

ってまた部屋に入ってしまった

順、がんばってるな
寂しいけれど、それは順も一緒だもん
仕方ないよね

私は部屋をそっと後にするとエレベーターで自分ちのある7階に帰る

部屋に入ってから順に取材の事も、須崎というスポーツライターの事も話さなかった事に気づいた

まだ今は言わない方がいいよね?

大事な受験前だし

私はこの話を順には話さない事にした


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