私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)
お父さんが用意してくれたお店は確かに大人の雰囲気で明らかに私たちは浮いていた
けれどこのレストランのオーナーとお父さんが古くからの知り合いらしく
緊張している私達に何かと配慮してくれた
そのお陰でお料理も美味しく食べる事ができ
今は二人でデザートのティラミスを食べ、私は普段飲んだ事のないエスプレッソを飲んでいた
何となく大人っぶってみたかったんだ
無理してエスプレッソ飲んでる時点でめちゃ子供だと思うけどね
すると突然、エスプレッソの苦味も飛ぶような事を順は言い出した
「冴英、オレ家を出るんだ」
「えっ?」
「うちのマンションから大学までちょっと遠いしさ、大学入っても勉強しなきゃ弁護士なんてなれねぇし」
突然の事過ぎて上手く言葉がでない
「な、何で…何で言ってくれなかったの?何でも話してくれてたじゃん…」
やっとの事で言うと
「受かるかどうか解んねぇのに話すっつーのもな」
悪びれるでもなく順が言う
「ねぇ、こんな大事な事なのに無駄だって事?いつだってそう。順は結局何でも一人で決めてしまう」
一度、溢れ出した言葉は止めることが出来なかった
けれどこのレストランのオーナーとお父さんが古くからの知り合いらしく
緊張している私達に何かと配慮してくれた
そのお陰でお料理も美味しく食べる事ができ
今は二人でデザートのティラミスを食べ、私は普段飲んだ事のないエスプレッソを飲んでいた
何となく大人っぶってみたかったんだ
無理してエスプレッソ飲んでる時点でめちゃ子供だと思うけどね
すると突然、エスプレッソの苦味も飛ぶような事を順は言い出した
「冴英、オレ家を出るんだ」
「えっ?」
「うちのマンションから大学までちょっと遠いしさ、大学入っても勉強しなきゃ弁護士なんてなれねぇし」
突然の事過ぎて上手く言葉がでない
「な、何で…何で言ってくれなかったの?何でも話してくれてたじゃん…」
やっとの事で言うと
「受かるかどうか解んねぇのに話すっつーのもな」
悪びれるでもなく順が言う
「ねぇ、こんな大事な事なのに無駄だって事?いつだってそう。順は結局何でも一人で決めてしまう」
一度、溢れ出した言葉は止めることが出来なかった