私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)
けれど、目の前で困り顔の順を見て直ぐに後悔した

せっかくの二人の時間なのにこれじゃダメだよね?

順の合格祝いだもんね

私が今言った事を謝ろうとしたら

「あれ?紗英ちゃん?」

声のする方を見るとスーツを大人っぽく着こなした須崎さんが立っていた

「お前っ」

順が思わず立ち上がる

「待って順、説明するから座って」

今日の所は連れが待ってるから行くわと肩を竦めながら言うと更に須崎さんは私の耳元で

「彼氏くんとダメになったら俺が責任取ってやるよ」

そう言うと行ってしまった

それを見た順はテーブルを握りしめた拳で叩く

周りのお客さんたちの視線が痛くなり私達は直ぐにお店を出る事にした




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