私と彼の不器用な恋愛~続編 完結!(加筆修正中)
ん、んぅぅ…

ダルぃ…

まだ体にお酒が残ってるよ

全然、目が開かないし
頭ガンガンする

アスリートがこんなにお酒飲んじゃダメじゃん

取り敢えず、シャワーでもしてシャキッとしようかな

ベッドから起き上がろうとして初めて身動き取れない事に気づいた



ウソ

私の体を拘束していたのは眠っていても端正な顔立ちの須崎さんだった

「ひ、ひやぁ~!!」

「ん…起きた?」

「ど、ど、どういう事ですか?」

「どうもこうもないよ。一緒に寝てるだけだろ?」

一緒に寝てる…

「そ、その…何か、シた…とか…」

「ああ、君は見かけによらず大胆で驚いたよ」

パシッ

思わず手が出た

「寝相が…って最後まで言わせてよ」

頬を擦りながら須崎さんが言う

「寝相……」




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