初恋は不思議な国で





俊也は、





振り向いた。














「俊也・・・!!」



「生きて・・・いたんだな!」







中年の女性と中年の男性が目に涙を浮かべながら俊也に近づく。
























でも、俺は。







「あんたたち、誰」






















いつかのあの頃のような、闇を含んだ瞳。


自分でも闇が押し寄せたような気がした。






マリーは不安そうな顔をする。







































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