初恋は不思議な国で


「ウ″ーッウ″ーッ」

明らかに猛獣の声が聞こえた。


セリアは叫ぶ。

「きゃーっ!!!」


猛獣はセリア目掛けて飛びついた。

セリアは恐怖で目を閉じた。


…でも。


(あ…ら…?

痛く…ない!)

目を開けると、黒い髪に黒い瞳の彼がいた。


(俊…也?)


セリアの意識は、そこで途絶えた。











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