初恋は不思議な国で
セリアは綺麗な顔を
しかめっつらに変えて言う。
「さっきからずーっとそう
言ってますよ、お父様?」
セリアが綺麗な髪を揺らした、その時だった。
ブーッブーッブーッ!!
王は驚く。
「何事だ!!」
一人の操縦士が答える。
「そっ、それが!
砲撃されたもようです!」
王は顔をゆがませる。
「なんだと…?
どこからだ!!」
操縦士が答える
「日本…ッ わぁぁぁぁ!」
機体が傾く。
「きゃっ!」
セリアは近くにあった手すりをつかんだ。
「ここまでか…」
王はつぶやいた。
(お父様…?)
セリアは、頭の中で考えた。