初恋は不思議な国で



「これ・・・

俊也に渡したらどうかしら?


花輪の冠・・・素敵ね・・・」






セリアは一人でそう納得し、


花輪を編み始めた。









セリアが母国で一番好きだったもの・・・





それは「花」だったのだ。












だから花を見ている時ほど、セリアが楽しそうなときはなかった。










セリアは笑顔で、花輪を編み始めた。






















~セリアside~ 終



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