初恋は不思議な国で
「はぁ・・・」
俊也の声で目が覚めたセリアは、無意識にリビングへ向かっていた。
「朝ごはん・・・
私にも作れるのかしら?」
どうやらセリアは、さっきうなされていた俊也を見て、
何かしてあげたいと思ったようだ。
かちゃかちゃ。
冷蔵庫をあさりだすセリア。
「これ・・・は何かしら?
豆腐・・・?と書いてある気がするけれど」
そう言ってひとかじり。
セリアはパッと目を輝かせる。
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