初恋は不思議な国で
「あら・・・?
ここは、どこ・・・?
セリアは一人でそうつぶやいた。
そこは、緑一面の草原だった。
周りを見渡すと、ひとつの、家があって。
それは洋式っぽいレンガ造りで、セリアはなんだか
母国を思い出した。
「お父様ッ・・・」
気がつけば、涙があふれていた。
「うっわぁん・・・
わぁぁん・・・」
(なんで・・・?
どうして? どうして私がこんな目に?
ニホンってどんな国なの・・・・・・・?
なんで私たちなの・・・)
セリアはただ、泣いた。