初恋はレンタル彼氏
私より前の列の子達が走り始めた。

次は私の番だ。




「はい、次~よーい………」


もう、いいや。

とりあえず今は、走るしかなーい!




パンっ

ピストルの音と同時に、一斉に走り始める私たちの列の子達。



走るしかない!

1位は無理だけど、3位くらいならなれるかもしれな………



ドンッッ


え…









ドザッ

ザザザザ……



急に、後ろから誰かに押されたように、前に突き飛ばされ…私は見事に転んでしまった。



走ってる途中に転んだせいか、足がもつれてバランス感覚がなくなり、転び方がなんとも無惨な姿に…



いったぁ…

しかも両腕すっちゃった…





「あははは」


ズキッ
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