初恋はレンタル彼氏
「莉緒」

…!


横から聞き慣れた声で、私の名前を呼ぶ声がする。

ふと横を向くと、かばんを持った玲が立っていた…




「今から…俺んち来れる?話がある」

「・・・」


話…

あのことしかないよね。


やっと…真実が聞けるんだ。




「うん…大丈夫」

「その前に…俺、先生に提出するもんがあるから、ちょっとここで待ってて。すぐ戻る…」

「わかった」


玲はポンと、私の頭を撫でて教室から出ていった。



玲・・


私は玲の背中を目で追ったあと、何気なく黒板をぼんやりと見つめる。



秘密ってなんだろう…

私がショック受けることかなあ…




そんなことを考えていたら…

どこからか強い視線を感じた。




!!!


視線が感じた方をふと、見ると…そこには・・







「あ、愛梨…」
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