初恋はレンタル彼氏
今日は終業式。

明日から夏休み。


今日学校に行けば、あと1ヶ月半は休みだ。

今の私には、すごくいいタイミングかもしれない…



一昨日の笑里ちゃんの件のあとで、学校へ通い続けるというのはちょっときついものがある。

今日学校へ行くだけで、今は精一杯だ。





「あ、莉緒」

「未夢!」



数分後

未夢と、うちのマンションの下で待ち合わせ。




「大丈夫?今日学校行ける?今日も一緒にサボろうか?」


未夢が、心配そうに私を見つめた。
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