初恋はレンタル彼氏
がやがや

がやがや




学校に到着。

下駄箱で靴を履き替え、未夢と教室に向かう。



「莉緒おはよー」

「大丈夫?」

「朝比奈 愛梨は、どうなった?」


教室に向かう途中、クラスメイトに声をかけられる。


みんな、私のことを心配してくれている様子。






心配してくれてるのは嬉しいけど…

今はまだ、笑里ちゃんのことは触れて欲しくない。






「みんなごめんね。今度話すから、またね」


未夢が気をきかして、クラスメイトにそう言うと、私の手を引いて歩き出した。

私は未夢に「ありがとう」と言った。






教室に着くと、クラスのみんなが、私に近づいてくる。
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