初恋はレンタル彼氏



話…

それは、笑里ちゃんのことだとわかっていた。


大丈夫。

玲になら、話せる。



「いいよ」


私が玲と向かった場所は…









「暑いね…」

「ごめん(汗)ここしかいい場所なくて…」


屋上にやってきた私と玲。



ここは、笑里ちゃんと戦った場所。

あんまりいい思い出じゃないけど、玲となら平気。




「あいつのこと…なんか聞いてる?」

「笑里ちゃん?」

「そう。昨日お前んちに、湯原来たんだろ?」

「うん。笑里ちゃんね、退学処分になったけど……私立の通信通うことに決まったんだって」

「通信?」


玲は眉をしかめる。
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