初恋はレンタル彼氏
ひじをついて、大きなあくびをする私。






「高坂さんを推薦します!」



は!?


クラス全員が、私に注目する。





「私も~莉緒を推薦しようと思ってた」


!!!

手を挙げていた、もうひとりの女子が言った。







「高坂どう?」


学級委員が私に聞いた。





「え、ちょ…待っ…」


予想していなかった展開に、頭がついていかない。





「莉緒やりなよー」

「莉緒しかいないって♪」

「がんばれ」


近くの席の女子が、私をあおってくる。






副団長なんてできないってばっっ!
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