千の夜をあなたと【完】
――――この世のものとは思えない快楽。
セレナは一瞬でその奔流に叩きこまれた。
エスターが動くたびに、脚の間から快楽の涙が溢れ出す。
気が遠くなりかけたセレナを、エスターが強く抱き寄せた。
「まだですよ、セレナ。……教えると言ったでしょう。まだ終わりではありませんよ」
「……あぁっ、はあっ……」
「教えてあげますよ、嫌というほどね。……私の心を、想いの全てを……」
エスターの声とともに、セレナの足の間を強烈な快楽が襲う。
……身も心も、全てが溶けていく……。
セレナはエスターの腕の中で意識が白濁していくのを感じていた……。
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