見つけた。
十七歳のあたしは、昔、廃墟で迷子になったらしい。
その時なぜ廃墟にいたのか、どこの廃墟なのか、誰といたのか、全くわからない。
ただ、夕焼けを見ると、最近少しずつだけど、廃墟の場所が頭に蘇ってくるようになった。
昼間も真っ暗で何がいるかもわからない。
まるで世間から見放されたような、孤独な廃墟。
もういいかい?
頭によぎったのは男の人の声だった。
その時なぜ廃墟にいたのか、どこの廃墟なのか、誰といたのか、全くわからない。
ただ、夕焼けを見ると、最近少しずつだけど、廃墟の場所が頭に蘇ってくるようになった。
昼間も真っ暗で何がいるかもわからない。
まるで世間から見放されたような、孤独な廃墟。
もういいかい?
頭によぎったのは男の人の声だった。