見つけた。
自分と同じくらいの歳。
ソノというソイツとあたしは、夕日が沈むまでずっとかくれんぼしていた。
「もういいかい?」
「まだだよ」
「もういいかい?」
「もういいよ」
あたしはなぜかいつも逃げる役で、
ソノはいつも鬼だった。
ソノというソイツとあたしは、夕日が沈むまでずっとかくれんぼしていた。
「もういいかい?」
「まだだよ」
「もういいかい?」
「もういいよ」
あたしはなぜかいつも逃げる役で、
ソノはいつも鬼だった。