やんきーwithお姫様


「華歌…?さっきから俯いてどうしたの?」



「わたし…っ…」



「大丈夫かー?」
「──……どうしたんだ?」

「わ…わたし少し具合が悪いみたいだから…保健室に…行ってくる…」


「華歌…?!」
「アイツ大丈夫かー…?」

「祐哉…」
「何だよ?」
「お前ホント馬鹿だな。」
「はァ?!良哉?おいどこ行くんだよ!!」

「行かないで!」
「は?何で」
「二人にしてあげるのが礼儀でしょ!?」
「んなモン知らねーよ!」
「ほんっと鈍感ね!」
「うっせぇな!!」




………………………



ガラッ!!



先生…いないのかしら…


少し休んでも…いいわよね…



わたし…どうしたのかしら…祐哉君に一目惚れした…なんてあり得ないし…


どうして…胸が痛むの…?



美奈子と祐哉君…お似合いだった…

祐哉君…楽しそうに笑ってた…美奈子も…


二人とも見た事ない顔してた…





「もう…嫌……」


胸がちくちく痛い…



出会ったばかりなのに好きになるなんて変だけど…


祐哉君が気になる……






ガラッ!!




────えっ……



わたしは咄嗟に寝たフリをしていた。



「寝てんのか…」

良哉君……?
どうしてここに…?




「あんま…無理すんなよ?心配だからさ………。」





「──────…………」


心配……良哉君がわたしの…






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