やんきーwithお姫様
♪〜♪〜♪
「────………?」
誰かしら…こんな夜中に…
「美奈子………?」
─────…………っ
────やっぱり………
美奈子はライバル……
『華歌私ね、好きな人出来たの♪恥ずかしいからみんなにはまだ内緒ね!』
頭に残るのは『好きな人出来たの』って文字だけ…
わたし…敵わない……相手が親友なんて……嫌……
勝てないよ………
祐哉君に好かれてる美奈子……わたしはまだあまり祐哉君と話した事ない……
結果は初めから分かりきってる…
無駄………
せめてこれ以上祐哉君を好きにならないように……
努力しなきゃ………
これ以上…好きになったら……駄目………
辛くなるだけだもの……
泣きたくない…悲しみたくないから…早いうちに諦めるの……。
まだ大丈夫よね……?
「もう…嫌…………っ」
こんな学校………
来なきゃ良かった……
のかもしれない……
良哉君…ごめんなさい…
せっかく勇気付けてくれたのに……
こんな弱音吐いて……
ごめんなさい…
でもわたし……
祐哉君の事が………
好き……かもしれない…