やんきーwithお姫様
「──────………んっ」
ここ……どこ…………?
「おー起きたか?」
──────………っ!!!
「ここは…どこ?!」
「青龍の体育倉庫だけど?」
「出して…っ!!」
「ま、落ち着けよ。」
「やめて…離して…!」
「おとなしくしろよ?」
─────………っ!!
怖い……っ…
目の前で寸止めされた男の拳………………
赤く充血した男の目は力一杯に開かれていてより一層怖い……
「だれも助けてはくれねーよ?ハハハハッ!!!!!!」
分かってるわよ……
わたしには…
助けてくれるような人がいない事なんて……………
「まずはそのカワイイ顔を台無しにしてやるよ…ッ!!」
いや………………っ!!!!!
パリーーーーーン!!!!!!
え………………
突然…窓ガラスが割れる音がして……
男の上からはガラスの破片が降り落ちて……………
「ぐァァァァァァァッッ!!!!」
一瞬にして男の腕は…
傷だらけになって………
男の目からは涙が…………
その後ろから黒い影が……
「──────………え?」