やんきーwithお姫様

ドカッ!!!!!!



「………ガハッッ!!!!!!!」


「もう終わりかァ!?」

「………ぐ…………ァ…」



「───手伝いに来たぜ!!」


「宮斗……」


「え……………っ…」

「よっ!!美奈子大丈夫か?」
「わ…私は…大丈夫…」

「生徒会長サンも大丈夫?」
「あ…はい…ありがとうございます。」


この人は……………?



「あーオレは野田宮斗。よろしくな!!」
「わたしは姫嶋華歌です。」
「うん知ってるー」



優しい人……………



「華歌…無事でよかった…」
「美奈子…ありがと…。」
「ううん。大丈夫だった?」
「うん…良哉君が来てくれたから…。」

「良哉くんが…?」
「え……?」

「良哉くん…住宅街に行ってたらしいの。」

「住宅街……?どうして?」
「分からないわ…」



住宅街……………?
どうして良哉君が……?




「家に帰ろうとしたんじゃないのかしら……?」


「家に?そうかもね!!」
「うん……。」




それなのに…わざわざ…
助けに来てくれたんだ……



ごめんなさい………







ううん…ありがとう………





良哉君の優しさはいつもわたしを幸せにしてくれる…






優しすぎて…泣けてくる…




「華歌……………?」





「─────…………っ…」






「─────好きになる…」



誰にも聞こえないようにそう言ったのはバレてないはず…
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