やんきーwithお姫様
〜次の日〜
「とうとう今日ね…」
どれだけ願っても日は昇るんだ……
それは良くも悪くも……
「何が?」
美奈子…?
「何が今日よ!?」
「美奈子…」
「転校…する………の?」
転校…か…
まぁ…その類いよね…
わたしはそっとうなずいて……
「──美奈子…実はね…」
……………………
「───……って事よ…」
「嘘…でしょ……?」
「嘘だと信じたい…でも…」
「嫌よ!!華歌が聖・鈴蘭学院に居ないなんて…意味ないじゃない…」
「美奈子…」
「私も行くわ。」
「え…?」
「私も華歌に付いて行く。」
「本気……?!」
「もちろん♪」
「ありがとう。美奈子が居てくれるなら安心できるわ」
「お互い様よ。私も華歌が居ないとダメだもん。」
わたしはそっと微笑んで…
「─じゃあ行きましょ…。」
美奈子は何のためらいもなくただうなずいてわたしに付いて来てくれた……。
「───ここね…」
「な…なんか…スゴ…い」
「ここで待ちましょ。」
「え…?」
「あの方々が来るのを…」
「うん。」