やんきーwithお姫様

新しい生活


認めてもらえたのかな…?
とりあえず…わたしたちはここにいていいみたいね。

「華歌、良かったわね!」
「えぇ。美奈子ありがと。」
「うぅん。お互い様よ!」


きっと…お母様も…

「───………?!」

ない…!!??
うそ…落とした……?




探さなきゃ…




アレが無いとわたし………



「───………っ!!」


「華歌!?」
「おいっ!!」
「アイツ…俺達が言った事聞いてたのか……?」



何処!?
どうしよう…………

あの…お母様から貰ったネックレス……


嫌…無くしたなんて……



バンっ!!



「いた…っ…!」

わたしが顔を上げるとそこには…ヤンキー達が…


シャラッ…



────え………?!


「これ……!!!」


わたしのネックレス…!!!


「んだよテメェ。」

「これわたしのなんですけど…。」

「テメェナメてんのか!?これは俺のだ。」


「返しなさいよ…!」

「あ゙?」

「───………っ」

「ざけんなよ!!」

──……殴られる……っ!!
嫌…っ…


バァンッ!!!!!!



「きゃ…………っ!!」


血…地面に飛び散った真っ赤な血…

わたし…殴られたんだ…痛みを感じない程痛い……


「大丈夫か…?!」


────え……っ?


「良哉…君……?」

「間に合ってよかった…。」
「あ…ありがとう…」


殴られたのはわたしじゃなくて…


よかった…


安心したら立てなくなって…

「────っ……!!」

足つった……?


「ほら、行くぞ…。」
「あの…先に行って…?」
「何言ってんだよさっきみたいになったらどうするんだ…?」

「わたし……」


歩けない…これ以上良哉君に迷惑かけれないし…




「…………ほら。」



< 8 / 34 >

この作品をシェア

pagetop